仕事用のカートリッジ式のインクジェットプリンターが壊れたので新しいプリンターを探していました。
壊れちゃった話はこちら。
プリンター本体はすごく安かったのに、インク代の高さにあとでがっかりすると言うのはよくある話ですよね。
ところがいまインク代がめちゃくちゃ安いプリンターがあるではないですか!?
インクをプリンターに直接注ぎ込むタンク式です。
ということで、この記事ではタンク式がどれだけ安いか調査して印刷コストを抑えたプリンターを探してみました。
たくさん印刷するなら低ランニングコストのタンク式ですよ\(^o^)/
インク代を比較調査
インクの補充方式でインク代が大きく変わります。
比較表
カートリッジ式とタンク式で比較してみました。(すべてキャノンです。あしからず。)
インクの種類 | インク代/A4 | 該当プリンター | |
カートリッジ式 | モノクロ大容量 | 約1.8円 | MB5430 |
カラー大容量 | 約6.1円 | MB5430 | |
モノクロ標準 | 約2.2円 | MB5430 | |
カラー標準 | 約7.6円 | MB5430 | |
タンク式 | モノクロ標準 | 約0.3円 | G3310 |
カラー標準 | 約0.8円 | G3310 | |
モノクロ標準 | 約0.4円 | G6030 | |
カラー標準 | 約0.9円 | G6030 |
これらはあくまでビジネスプリンターのコストで、年賀状とか写真をキレイにプリントできる家庭用プリンターとは違います。
家庭用プリンターのカートリッジ式だとカラーで10円〜20円します。
カートリッジ式
カートリッジ式は
- カートリッジを作るコストがかかる
- 充填できるインクの量が少ない(大容量タイプで約70ml:約4000円)
カートリッジはインクを充填したり、インクの出口をシールしたり、基板もくっつけたりと組み立てるのにコストがかかってるのが想像できます。
そのカートリッジに少ししかインクが入らないのだから、そりゃ高くなりますよね?
タンク式
タンク式はタンクがプリンター本体に内蔵されているので、ボトルに入ったインクを注げばオッケー。
ボトル自体は安いものだと思います。
量もたくさん入れられるからインク代としても安くなるわけです。(大きい黒インク約170ml:約1700円)
インク代でタンク式にかなうものはない
ということでインク代をまとめると、
補充方式 | インク内容量 | 価格 | 1mlあたりの価格 |
カートリッジ式 | 約70ml | 約4000円 | 約57円/ml |
タンク式 | 約170ml | 約1700円 | 約10円/ml |
価格.com - CANON PGI-2300XLBK [ブラック 大容量] 価格比較
価格.com - CANON GI-30PGBK [ブラック] 価格比較
1mlあたりの価格を見れば一目瞭然。
タンク式の方がおよそ1/6も安い!
プリンター本体価格を比較調査
タンク式の本体価格はカートリッジ式に比べて高い印象です。
比較表
カートリッジ式とタンク式で本体価格を比較してみました。(一例です。)
充填方式 | 機種(型式) | 本体価格 |
カートリッジ式 | MB5430 | 26800円 |
タンク式 | G3310 | 23660円 |
G6030 | 36500円 |
価格.com -プリンタの比較表(G6030、G3310、MAXIFY MB5430)
※MB5430はFAX有。250枚給紙カセット2つ。
※G3310はFAX無。100枚給紙のみ。
※G6030もFAX無。100枚給紙と250枚給紙カセット。
給紙可能枚数や印刷速度を比較調査
コスト以外でも気になるのは給紙可能枚数や印刷速度です。
仕事で毎日何枚も印刷するので給紙枚数は多くて用紙をセットする回数は少ない方がいいです。
僕の場合は印刷速度は求めない(ゆっくりでも印刷しておいてくれればオッケー)ですが早ければ助かるという方も多いと思います。
比較表
ということでこちらは機種別で比較してみました。
機種(型式) | 給紙可能枚数 | 印刷速度(カラー~モノクロ)A4 |
MB5430 | カセット250枚×2段 | 15.5~24ipm |
G3310 | 後トレイ100枚 | 5~8.8ipm |
G6030 |
後トレイ100枚 カセット250枚 |
6.8~13ipm |
※ipmは1分間に印刷できる枚数(A4用紙)
結局タンク式にするとどれくらいお得なの?
タンク式にするとどれだけお得なのでしょうか?
MB5430とG6030を比較して見ていきます。
選んだ条件は
1)2種類の用紙をセットできること
2)給紙枚数が100枚以上できること
です。(G3310はトレイが1つなので外します。)
本体価格の差は約1万円。
インク代の差はモノクロで1.4円(1.8-0.4)。カラーで5.2円(6.1-0.9)。
つまり、
モノクロで約7000枚(1万円÷1.4円)、カラーで約2000枚(1万円÷5.2円)印刷したところで本体価格の差がなくなります。
この枚数を印刷した以降はタンク式のG6030の方が印刷しただけお得になるということなのです!
下表はカラーで印刷した場合のグラフです。横軸が印刷枚数、縦軸は印刷の累計コスト。
2000枚付近で累計コストが同じになって、それ以降はタンク式が安くなるというグラフになっています。
まとめ
本体はちょっとだけ高いですが、トータルコストで見るとタンク式の方が安い!
印刷スピードがそこまで速くはないので、短時間で大量印刷したい場合には向かないです。
「たくさん印刷するにしても空いた時間で印刷しておけばいい!」
「印刷コストが抑えられるのが欲しかった!」
そんな方にはやはりタンク式がぴったりです。
G6030の他に、スキャナーとコピー機能のないG5030もありますよ。
悩んだ挙句に買ったG5030のレビューはこちら