最近、本当に色々な場所でアウトドアワゴン(キャリーカート)を見かけるようになりました。
アウトドアワゴンに荷物を全部ぶっこんで運んでしまえば楽ですからね。
キャンプにはもちろん、運動会やサッカーの試合、大きな公園などなど、どんなところでも持っていけるのでとても便利そう。
そこで今回、アウトドアワゴンを徹底調査してわかった4つのポイントについてまとめてみました。
どんなものを選べばよいか購入前に悩んでいる人の助けになると思いますのでぜひ参考にしてみてください。
アウトドアワゴン選定の4つのポイント
アウトドアワゴン(キャリーカート)選定のポイントを4つあげてみました。
買ったあとで
「これは知らなかった〜」
なんて失敗をしないようにしっかり検討しておきたいと思います。
アウトドアワゴンの荷台容量は十分か
みなさんはどれくらいの荷物を積むことになるのでしょうか?
タウンユースでポップアップテント(簡易テント)やアウトドアチェアを積むだけでも結構かさばると思います。
容量は余裕を持っておきたいです。
荷台サイズ
どこのメーカーも「荷台サイズ(幅×奥行×高さ)」の表記があるので大体どんな物が入れられるのかイメージできると思います。
出典:DOD
荷台の【高さ】は荷物が上からはみ出るように積まれることも多いのであまり気にしなくてもいいかもしれません。
ただし荷台が低いと高さのある荷物は倒れて落ちてしまう可能性もあるので見極めが必要ですね。
荷台容量
容量(L:リットル)を併記してくれている場合もあります。
これは色々な機種を比較検討する場合に便利です。
例えば、A、B、Cの3機種があってそれぞれの容量が
A:120L
B:100L
C:150L
とわかっていると、「あーCは大きいんだな。」とわかりますもんね。
でも、容量が小さい機種は普通記載がないです。小ささを自慢しているようなもんですから。
記載がない場合は自分で計算しちゃいましょう。
- 荷台サイズがcm(センチ)表示の場合:幅×奥行×高さ÷1000
注意点(エレベーターを利用する方)
アウトドアワゴンを使う際に、マンションにお住まいでエレベーターを利用する方はご注意を。
たくさん詰め込みたいので出来るだけ大きいサイズを選びたくなりますよね。
でもエレベーターのサイズによっては、入口すら入らなかったり、入ったとしても人が入るスペースがないなんてことになるかもしれません。
入口の幅が80cmサイズのエレベーターだと入らないアウトドアワゴンもあります。
(記事の最後に例として各社のワゴンサイズを載せているので参考にしてみてください。)
マンション住まいの方はエレベーターサイズを気にしておいた方がいいですね。
アウトドアワゴンの操縦のしやすさ
アウトドアワゴン自体の重量で10kgを超えるので、これに荷物を載せると結構な重さになります。
舗装道路ならまだいいですが、砂利道や芝生などに入れば一気に抵抗が増えて引っ張る重さは増すばかり。
手を痛めてしまうかもしれないので操縦のしやすさはポイントです。
ハンドル形状
重いものを手で引っ張ることになるのでハンドル形状は気になるところ。操縦性にも影響します。
T字型形状やO字型形状のものが多く、コの字形状もあります。
写真左からT字、O字、コの字のハンドル形状のものです。
(出典:Coleman、DOD、LOGOS)
T字型タイプ
指の間に棒を挟むことになって長距離引っ張ると擦れて痛めそう。
クチコミでも「坂道では手が痛い」「力が入りにくい」と言った意見も見受けられます。
O字型タイプ
ギュッと握れるので力を入れやすいようです。
最近はコールマンを除くほとんどのメーカーでこのO型が採用されていますね。
コの字タイプ
両手で押したり引っ張ったりできるのがいいですね。
子供たちと一緒に引くこともできそうです。
タイヤの材質
タウンユースで使う場合やマンション内から車までの移動など、舗装面を引っ張ることが意外に多いのに注意です。
アスファルトを通るときタイヤの音がガラガラうるさい、と言ったクチコミが中にはあったりします。
出典:Amazon
タイヤの材質を見てみると、合成樹脂(プラスチック)のポリエチレンやPVC、合成ゴムのポリウレタンなどの材料が使われています。
悪路でもグイグイ行けるような太いタイヤで、それが合成樹脂だと接地面積が大きいのもあって音がガラガラと大きくなるようです。
店舗に置いてあるアウトドアワゴンでは操作性が分かりにくい場合があります。
地面がタイル張りで凹凸のないツルツル面に置いてあることがあるからです。
スムーズに動くので問題ないと勘違いしてしまわないように気をつけたいところです。
タイヤロック
キャンプなどに行けば平坦な場所は少ないはず。
アウトドアワゴンを含めてかなりの重量になるので、ちょっとした傾斜でも動いてしまう可能性があります。
出典:Coleman
もしもの場合もあるのでタイヤロックは欲しい機能です。
アウトドアワゴンの持ち運びのしやすさ
アウトドアワゴンは使わないときに畳んでおくことができます。
収納時コンパクトか
折りたたみ傘をたたむようにするパンタグラフ構造のもの(写真左)と折りたたむだけのもの(右)とがあります。
出典:DOD、LOGOS
設置面積を比較すると左が【20×30cm】、右が【63.5×26cm】です。
左のパンタグラフ構造の方が設置面積は半分から1/3くらい小さくできています。
収納時に自立するか
上の写真のように左側は収納時に自立するタイプです。
右のアウトドアワゴンは写真では立っていますが自立しません。タイヤロックもないタイプなので壁に立て掛けるのもやりにくいようです。地面に寝かせておきます。
収納状態で移動可能か
上の2機種はどちらも収納状態でタイヤを利用して移動させることができます。
出典:DOD
荷物がなければ折りたたんだほうが小回りも利いて移動させやすそうです。
中には自立可能でもタイヤを使っての移動ができないものもあります。
その場合、折り畳まずに広げた状態で運ぶか、手で持ち上げて運ぶかです。要チェック!
アウトドアワゴンの価格
だいたい8000円~13000円くらいで購入できます。
口コミ評価も性能に関してひどいものはないようで、使用に関して大きな問題はなさそうです。
LOGOSさんのアウトドアワゴンは3万円位しますが、持ち手がコの字で独特で、145Lと大容量。ほかの人とも被りにくく目立ちたい人には良さそう。(収納時に自立はしませんけど。あと大きいのでエレベーターには注意です。)
値段が安いから悪い、値段が高いから良い、というわけではありません。価格で選ぶのではなく目的によってしっかり選ぶべきですね。
アウトドアワゴンの各社仕様
僕が選んだ4機種についてまとめました。
どちらかというとタウンユース寄りの選定になっています。(タイヤの太いタイプは除外。)
ブランド名 | Coleman | DOD | FIELDOOR | LOGOS |
コールマン | ディーオーディー | フィールドア | ロゴス | |
メーカー | コールマンジャパン株式会社 | ビーズ株式会社 | 株式会社クローバー | 株式会社ロゴスコーポレーション |
設立 | 1976年 | 1997年 | 2002年 | 1953年 |
品名 | アウトドアワゴン | フォールディングキャリーワゴン | ワイルドマルチキャリースマート | Tradcanvas丸洗いカーゴキャリー |
型式 | 2000021989 | C2-46-BK | - | 84720722 |
重量 | 約 11 kg | 約 12.5 kg | 約 11 kg | 約 11.6 kg |
耐荷重 | 約 100 kg | 約 100 kg | 約 120 kg | 約 105 kg |
容量 | 約 115 L | 約 125 L | 約 96 L | 約 145 L |
荷台サイズW×D×H cm | 約 88×42×31 | 約 85×42×35 | 約 80×40×30 | 約 96/84×43×35 |
使用時サイズW×D×H cm | 約 106×53×100 | 約 95×53×120 | 約 107×67×98 | 約 122×83.5×64 |
収納時サイズW×D×H cm | 約 18×40×77 | 約 20×30×80 | 約 45×39×73 | 約 63.5×26×84 |
付属品 | フック付きラバーバンド、収納ケース | フロアマット、トップシート、収納カバー | 記載なし | 記載なし |
フレーム | スチール | スチール | スチール | スチール |
タイヤ | PVC(ポリ塩化ビニル) | ラバー(再生ゴム) | ラバー(ポリプロピレン ・ ポリウレタン) | ポリエチレン |
タイヤロック | あり | あり | あり | なし |
自立 | 可 | 可 | 可 | 不可 |
価格 | 約 9000円 | 約 13000円 | 約 9000円 | 約 30000円 |
まとめ
さいごにもう一度4つのポイントをまとめておきます。
- 荷台容量は十分か(荷台サイズ、荷台容量)
- 操縦のしやすさ(ハンドル形状、タイヤ材質、タイヤロック有無)
- 持ち運びのしやすさ(収納時のサイズ、自立可能か、移動可能か)
- 価格で選んでいないか
おわりに
先日の運動会では、荷物持ちでとても大変な思いをしました。
我が家はこの先10年、息子たちの運動会が続きます。。。
来年の荷物持ちはもう嫌!耐えられません。笑
妻とも話して購入確定→その後DODのキャリーワゴンを購入しました。
レビュー記事はこちらです。
ちなみに運動会で大変だったときの話はこちらの記事で。これがすべての始まりでした。
では!