新品でも中古でもスマホの購入を検討している人の多くが目にする「SIMフリー」と「SIMロック解除」というワード。
この名前が付いていると、どこの携帯会社でも使える万能のスマホだと勘違いしていませんか?僕も最初は万能だと思っていました(^^;
でも実際はそうではないのです。
そこでこの記事ではSIMフリーやSIMロック解除についてもう少し詳しく解説していきたいと思います。
SIMフリー(端末)とは?
SIMフリー(端末)とは、最初から携帯会社(キャリア)に制限されずにSIMカードを自由に差し替えて使える端末のことです。
携帯会社でも売っていますし、家電量販店やネットショップなどでも自由に購入ができます。
ここで、softbankから他社に乗り換えることを考えてみます。
通常softbankでスマホを買った時点でスマホには他社で使えないように制限(SIMロック)が掛かっています。
しかしSIMフリースマホなら始めからSIMのロックが掛かっていないので、SIMカードを他社のものに差し替えればそのまま使えるのです。(もちろん事前に他社との契約は必要です。)
大手キャリアにSIMフリー端末などを持込んでも契約することができますが動作保証はしていません。
- 他社製品の携帯電話機などをご使用される際のご注意 | お客様サポート | NTTドコモ
- 他社が販売する携帯電話をソフトバンクで利用する | モバイル | ソフトバンク
- 他社携帯電話機ご利用時のお手続き | スマートフォン・携帯電話をご利用の方 | au
格安SIMの携帯会社の場合は、持込み端末が多くを占めるので様々な端末で動作確認をして判定を行なっています。公式サイトでチェックできるので購入前に必ずやっておきましょう。
SIMロック解除(端末)とは?
大手キャリアで購入したスマホは他社の回線では使えないように、端末側でロックをかけています。他社のSIMカードに差し替えても通信できません。
これがSIMロックです。
そして他社の回線で使えるように端末側のロックを解除することを「SIMロック解除」と言います。
(参考)中古スマホはあとからSIMロック解除できない?
今まではSIMロック解除する場合、大手キャリアとの契約中に本人が、WEB上か店舗に持ち込んで解除してもらう必要がありました。
つまり中古スマホでは購入後にロック解除をすることができませんでした。
それが総務省の呼びかけにより、2019年夏までに「中古スマホでもSIMロック解除が出来る」ようになりました。
docomoは先陣を切って2019年2月からサービスをスタート。8月にはsoftbank、9月にはauと続き、現在すべてのキャリアで実施可能となっています。
これによって中古スマホの流通が増えるようなことがあれば、価格競争が始まって中古スマホの価格が下がってくるかもしれませんね。たのしみです。
SIMフリーもSIMロック解除も全ての回線に対応しているわけではない!
docomo、au、softbankの各キャリアの通信方式、周波数帯域の割り当ては異なります。
通信方式が違えば通信ができないですし、周波数帯域が違えば場所によって繋がらないといった症状が出てきてしまいます。
だから各キャリアで販売しているスマホはそれぞれの通信方式、周波数帯域に適した仕様になっているのです。
au回線を使うならau回線で使っていたスマホ、docomo回線を使うならdocomo回線で使っていたスマホを購入するかそのまま使いまわすのが一番安全で安心で確実で楽な選択だと言えると思います。
最大のパフォーマンスを得るためには同じ回線のスマホを使うことです。
mineoのようにdocomo、au、softbankの3回線をラインナップしているところだと元々使っていた端末をそのまま使えますよね。
例外もあって、全ての通信方式と周波数帯域を網羅したスマホ(iPhoneなど)なら何も問題はありません。
通信方式や周波数帯については「SIMフリーやSIMロック解除スマホを選ぶなら通信方式・周波数帯チェックを忘れずに!」の記事を読んでみてください。
そんなわけで僕の場合はSIMフリーやSIMロック解除したものではなく、キャリアで使われていた中古スマホを買いました。
まとめ
SIMフリーやSIMロック解除のスマホを購入するときは、必ず乗り換える先の回線の通信方式と周波数帯域を確認することです。
そしてできることなら、特に初心者は、
- 乗り換え先の回線と同じになるようにスマホを選ぶ
- スマホを継続利用するなら今の回線と同じ回線のある携帯会社で契約する
というやり方がベターだと思います\(^o^)/