皆さん、なぜパーカーにはポケットがあってトレーナーにはないのか考えたことはありますか?
ふつうはあまり考えないと思いますけど。。。僕も今まで生きてきて、一度も考えたことはありませんでした。
ふとパーカーを着ていて思ったんです。なんだこのポケットは?と。
フードが無いだけでトレーナーはパーカーにそっくりです。
でもトレーナーにポケットはない。
同じように付いていてもいいはずなのに。
デザイン的に合わないのか何なのか、もうさっぱり分かりません。
それで調べてみたらパーカーのポケットは元々は防寒用だったのです。
パーカーのポケットを使えないなぁと思ったことはありませんか?
僕、あります。
まず、結構大きいポケットのくせに大きいものを入れられませんよね?
缶コーヒーとかペットボトルは余裕で入ります。
でも入れたら前側がぐーっと下に引っ張られて動きにくいし、首も痛くなる。
何よりカッコ悪い。
逆に軽くて小さいものを入れたらどうなるか。
ポケットティッシュを入れた経験はありますか?
重さを感じないのでちゃんとポケットに収まってくれているか不安でしょうがない。
ポケットが左右で貫通して行き止まりがないので、物が飛び出してしまいそうな気がするんです。
「なんなんだこのポケットは。使えないなぁ。」そんなふうに昔から思ってました。
パーカーとは何か?
デジタル大辞泉の解説によると、
- アノラック・ヤッケなど、フードつきの防寒・防風用上着の総称。パーカー。
- エスキモーが用いる毛皮製の防寒服。
防寒服なのはわかります。
パーカーのポケットは何なのか?(マフポケット)
どうやらパーカーのポケットのことを「マフポケット」と言うようです。
大辞林 第三版の解説によると、
手を暖めるためのポケット。フードつきトレーナー前面の斜めカットのポケットや、ダウン-ベストの脇ポケット裏側の手を入れる部分のこと。ハンド-ウオーマー。
マフ・ポケット(ハンド・ウォーマー・ポケット) とは|モダリーナのアパレル・ファッション図鑑
ということでパーカーのポケットは手を温めるポケットだったのです。
これでわかりました。
トレーナー1枚なら冬ほど寒くない時期の春や秋に着るものなので、防寒用のポケットは必要ないということなんだと思います。
物を入れておくポケットではないこともわかりました。
マフとは何か?
マフポケットのマフとは何かというと、
ファーまたは織物の、両端の開いた円筒形の戸外用の防寒具である。両端から両手をそれぞれさし入れて用いる。
ウィキペディアに写真が載っていたので拝借したのがこちら。
これが形を変えてパーカーにくっ付いたわけですね。
ちなみに、マフラーの「マフ」も語源はこのことなんだそうです。
最後に
いまパーカーについているポケットは防寒の為というよりもただのデザインとしてついているものも多いと思うのですがどうなんでしょうか。
だってポケットの防寒を売りにしているパーカーなんて聞いたことありません。
きっとデザインの為についているんですね。
デザインとして残しているならいいですが、防寒用としてあるなら僕はパーカーポケット不要派になります。